診療科目

精神科・心療内科・神経内科 ちがいは?

当院は 精神科クリニックです。
『精神科、心療内科、神経内科の違いは何ですか?』と よくご質問を受けます。
当院の診療につきまして それぞれの科目を解説しながら ご説明いたします。

精神科

① 脳の生理的病態に起因する

② 元来の神経の発達特性によってもたらされる

③ 現在のストレス環境に反応して生じる

④ 過去のストレス障害(トラウマ)によって引き起こされる

これら4つ、実にさまざまな原因から 心の苦痛として 症状化した疾患を扱います。

具体的な症状としては
不安・よくうつ・不眠・パニック発作・過呼吸・特定のものに対する恐怖・対人不安・意欲減退・興味関心の低下・こだわり行為・幻聴・感情のコントロール困難・不登校・職場での不適応等です。


心療内科

過剰なストレスによって 自律神経系に異常が生じ 心身共にバランスをくずし 症状化する疾患を対象とし 必要があれば 内科的検査や処置も行います。
当院では 内科的な処置を行いませんので 診療科目にあげておりません。
しかし 実際には 心療内科と精神科とで 重複する疾患も少なくありません。
ですから かかりつけの先生(内科や婦人科等)から 当院をご紹介いただきましたら それは「心とかかわる症状」と ご判断されたことですので 当院にご相談ください。

神経内科

脳神経の器質的病変(脳梗塞や細胞の機能不全)から 主に身体の症状として 麻痺や歩行困難 頭痛 ふるえ しびれ てんかん発作等が生じる疾患を 対象にします。
これらの神経内科疾患に 当院は対応していません。
「認知症」は 神経内科と精神科 両方にまたがる疾患です。
認知症につきましては 当院では 脳MRI検査や脳CT検査は行えず 初期診断は行っていません。
認知症にもとづく幻覚や興奮を伴う方の診療や 精密検査を終えた後の 通院継続・介護保険診断書の作成につきましては対応しております。